〈写真:イメージ画像〉
ホーチミン市のタンソンニャット国際空港で11日夕方、空港周辺の飛行禁止区域にドローンが侵入した影響により、離着陸が2度にわたって一時停止され、計60便が影響を受けた。
多くの便で3~5時間の遅延が発生し、深夜になっても到着ロビーでは利用客や出迎えの家族らが到着を待ち続ける状況となった。
離着陸は午後6時28分に最初の停止措置が取られ、午後7時16分に再開したものの、午後7時40分には空港の西から南西方向で再びドローンが確認されたため運航を再停止した。
午後8時34分になって安全が確認され、運航が再開された。
ベトナム航空管制公社(VATM)によると、影響を受けた60便のうち23便は代替空港へ目的地を変更し、18便は上空待機、16便は離陸待機を余儀なくされた。
燃料残量の減少から3便が着陸優先を要請し、空港側は緊急対応を実施した。
利用客への影響も大きく、ダナン発ホーチミン行きの便では出発時刻が繰り返し延期され、到着は午後10時30分を過ぎた。
ニャチャン発の便ではタンソンニャット空港に着陸できず、カントー空港へ目的地を変更し、機内で約45分から1時間の待機を求められたという。
代替空港への着陸により、旅行者や出迎えの家族、観光会社の予定も大きく狂った。
航空専門家は、1便当たり平均約200人が搭乗していたと仮定すると、約1万2000人が影響を受けた可能性があると推計している。ただし、これは公式統計ではなく推計値としている。
VATMは、タンソンニャット空港の飛行禁止区域にドローンが侵入したのは初めてであるとしている。
12日午前9時には関係機関が滑走路安全対策会議を開き、今回の対応を検証する予定である。
ベトナム航空は運航の正常化に努めるとしており、ベトジェットも機材や乗務員の運用を組み直すため、遅延が夜間まで続く可能性があると説明している。




































