〈写真:CACC〉
ビンロン省で2024年9月に14歳の女子生徒が死亡した交通事故を巡り、最高人民検察院捜査機関は、加害運転手の刑事責任を追及しなかった事件について捜査を終え、元警察幹部や元検察幹部ら6人の起訴を最高人民検察院第6局に求めた。
捜査では、事故の責任を軽く見せるため、事故原因を実態と異なる内容に書き換えた疑いがあると認定した。
捜査によると、当初は関係機関が一貫して、トラック運転手グエン・バン・バオ・チュンが「安全を確認せず追い越しを行った」ことが主な過失であり、女子生徒側には前方不注意があったと判断していた。
しかし、元チャーオン郡警察捜査機関副責任者のレー・クオック・ベトは、運転手側との以前からの交友関係を背景に、部下へ事実と異なる報告書を作成するよう指示し、運転手の過失を「安全を確認しない追い越し」から「通行区分違反」へ変更させたとされる。
さらに、ベト元副責任者は、運転手に主要な過失はないとの見解を示し、交通事故の結論書にも運転手の違反は行政処分の対象にとどまると記載した。
捜査では、事故当日にベト元副責任者と運転手の親族との間で9回、事件処理期間全体では20回を超える連絡が確認された。
運転手の家族は、刑事処分を避けられるよう支援を依頼したことは認めた一方、金銭の授受はなく知人として頼んだものであったと説明している。
担当捜査官も当初は運転手の全面的な過失と判断していたが、上司の指示後に見解を変更し、上級機関への報告でも証拠資料の一部を提出しなかったと認定された。
また、当時の郡警察署長や郡検察院幹部らも、運転手の行為が犯罪に当たると認識しながら、上級機関の指導を理由に不起訴判断を維持した疑いが持たれている。
事故は2024年9月4日、ビンロン省の省道901号で発生した。
対向してきた電動自転車2台のうち、後方を走っていた14歳の女子生徒が転倒し、対向車線にはみ出して追い越していたトラックにはねられ死亡した。
現場資料などから、被害者は正しい車線内で事故に遭ったことが確認された。
その後、被害者の父親が加害運転手を銃撃して重傷を負わせ、自ら命を絶つ事件が発生したことを受け、公安省と最高人民検察院が再調査を実施した。
運転手は2025年に被疑者として立件され、2026年8月には道路交通規則違反の罪で起訴された。







































