〈写真:znews.vn〉
ベトナム南部ドンナイ省で建設が進むロンタイン国際空港で、施工人員が不足し、必要数の約27%にあたる約2390人が確保できていないことが明らかになった。
ベトナム空港公社(ACV)によると、同社が投資主体となる構成プロジェクト3(空港の主要施設群)について、5月22日時点の累計出来高は65兆6020億ドン(約3936億円)で、契約総額86兆3520億ドン(約5181億円)の75.97%に達している。
一方、現場で働く直接作業員は6562人にとどまり、計画通りの進捗を確保するには約9000人の直接作業員に加え、間接部門の人員も必要とされる。
現状では人員確保率は約73%で、依然として大きな不足が続いている。
人手不足の背景には、全国でインフラ整備事業が同時進行し、とりわけドンナイ省周辺で建設労働需要が急増していることがある。これにより人材獲得競争が激化している。
新たな計画では、同空港プロジェクト全体で1万人超の直接・間接人員が必要とされる。
現在、一部のインフラや補助工事では人員がほぼ確保されているものの、旅客ターミナルや関連施設、衛星エリアの主要工区では人手不足が続き、施工体制の同時展開に影響を及ぼしている。
さらに、設計コンサルタントや監理人員の不足も一部工区で発生しており、書類作成や品質管理、検収・支払い手続きの進行にも支障が出ている。
資材面でも課題がある。現場では約2500台の機械・車両が稼働し燃料を使用しているが、乾季の施工ピークと重なり燃料費の負担が増大している。
加えて、アスファルトやセメント、鉄鋼などエネルギー依存度の高い資材も価格上昇が続いている。
燃料価格の上昇は固定単価契約の工事に直接影響しており、価格変動への対応が遅れれば請負業者の財務負担が増す。
実際に施工を抑制し、供給安定や制度対応を待つ動きも出ている。
ACVは、価格調整に関する契約変更手続きが複雑であるとして、建設省に対し具体的な手続き指針の提示を要請した。
併せて、国有企業である投資主体に対する承認手続きや監査機関の管理枠組みについても明確化を求めている。







































