<写真:イメージ画像>
ホーチミン市のレーミンスアン工業団地とレーミンスアン手工業団地では、排水や大気、廃棄物による深刻な環境汚染が長期間続いていたことが環境局の調査で明らかになった。
中でも工業団地内の排水ますで採取された排水は、接続基準に対してBODが2797倍、CODが1041倍、鉱物油脂類が1348倍に達し、ニッケルは197倍、鉄は72倍と重金属も大幅に基準を超過していた。
同工業団地は1997年に市内から生産施設を移転させる目的で設立され、その後2005年には汚染リスクの高い事業者を集約する手工業団地が整備された。
現在は総面積115.32haに274事業所が立地し、約8500人が働いている。
周辺を流れるC12運河は調査地点の中で最も深刻な水質汚染が確認され、BODは基準の61倍、CODは47倍、鉄は25倍、大腸菌は22倍を超えた。
環境局は、この地点を周辺地域で最も深刻な汚染区域と評価している。
環境省(当時)の決定に基づき5月19日から実施された立ち入り検査では、環境局が環境犯罪対策警察局(C05)、ホーチミン市農業・環境局などと合同で100事業所を調査した。
その結果、87事業所で計286件の違反を確認し、行政処分として総額約160億ドン(約9900万円)の罰金を科した。
処分対象は環境手続きの不備、不適切な廃棄物管理、基準に反する排水、不適格事業者への廃棄物委託、不法投棄などで、犯罪の疑いがある5件はホーチミン市公安へ捜査のため送致された。
調査では、大気中の浮遊粉じんが基準の2.5倍、アンモニア(NH3)が最大4.8倍となるなど、大気汚染も確認された。
また、一般廃棄物や有害廃棄物が農地や不法占拠地を含む複数地点に埋設・投棄されていたことも判明した。
検査後は不法投棄はおおむね解消され、各事業者は残存廃棄物の回収・処理や汚染区域の修復を進めるよう求められている。
環境局は今後も排水の監視や違法排出の取り締まりを継続し、汚染の再発防止を図るとしている。










































