<写真:イメージ画像>
フンイエン省のクアンラン海岸にある通称「無限の海」で、8月15~16日の週末、夜明け前の午前3時頃から数千人の観光客が干潟に集まり、日の出を待つ光景が見られた。
水面が鏡のように空を映す景観を目当てに訪れる人が急増しており、現地では輸送体制の不足や混雑が課題となっている。
観光客は干潟まで約4kmを移動するため、鉄製の履帯を備えた特殊車両を利用するか、ぬかるんだ干潟を徒歩で進む。
車両は現在、観光客を海岸へ運ぶ唯一の手段で、1便当たり約50人を運び、往復料金は10万ドン(約600円)である。
週末には2台がフル稼働しても需要に追いつかず、1時間以上待つこともあるという。
地元のトゥイスアン村文化・情報担当によると、この景勝地は2022年頃から干潟に映る朝焼けの写真で知られるようになり、2025年以降に来訪者が急増した。
2026年8月初めからは平日でも毎日数百人、週末には数千人が訪れている。
一方で、観光客の急増により混雑や安全面の問題も生じている。
暗い時間帯に目的地が分かりにくく、誤ってマングローブ林や深いぬかるみに入り込む危険があるほか、車両待ちでは順番が乱れ、押し合いになる場面もあったという。
地方当局は駐車場や案内標識、給水設備を整備し、飲食や宿泊サービスも整えたが、干潟への輸送は依然として住民が自主的に運営している。
「無限の海」は広大な干潟に薄く水が張り、風が弱い条件で空を鏡のように映し出す自然現象で、地平線が消えたように見えることから名付けられた。
撮影には8~10月が適しているが、この景観は潮位や風、天候に大きく左右されるため、毎日見られるわけではない。
当局は、訪問前に潮汐情報を確認し、暗闇やぬかるみ、水没区域での移動には十分注意するよう呼びかけている。



































